タイ北部チェンライの山岳地帯に位置するコーヒー生産地でタイの中でも最も有名なコーヒー産地の一つです。標高の高いエリアで熟した赤色と黄色の果実を中心に現地アカ族やリソー族の方々が収穫しています。
タイ北部山岳地帯にあるドイトゥン地域はかつてタイ・ミャンマー・ラオスの国境地帯ゴールデントライアングル地域と呼ばれていました。山岳少数民族が多く、多くの人たちが麻薬の栽培によって生活を維持していました。タイ王室のメーファールワン財団は、麻薬撲滅と少数民族の人たちの自立を目指し、1987年から30年計画で住民に麻薬の栽培をやめさせる代わりに「ドイトゥン開発プロジェクト」としてコーヒー、マカデミアナッツ、陶器、和紙、園芸品、民芸品、観光などの産業に従事することで安定し合法的で尊厳ある生活手段を手に入れるための支援活動を行なっています。 ドイトゥンはタイ最北部、ミャンマーとの国境の近くにある地域で、 “ドイ”とはタイ北部の方言で山を指しトゥンはタイ語で旗を指します。
丁寧に仕上げられたレッドムーンはナチュラルらしい柔らかな口当たりとフルーツ感があります。
アプリコットのような柑橘系の爽やかな酸味と柔らかなフルーティーさにクリーンかつ上品な甘みがあり、良質なコクも併せ持った印象的なコーヒーに仕上がっています。
同じ豆でもウッシュドという精製方法をした「ブルームーン」のスピンオフ商品として、タイ産サイアム・レッドムーンが登場しました。
ブルームーンは、ブッダが一晩を明かしたという場所にあるラマ 9 世が戴冠式でも使用した”聖なる泉の水”で精製されたウォッシュドの豆です。
とてもやさしい口当たりでバランスもよく、とても飲みやすい豆で酸味が少な目がお好みの方にも様々な個性を愉しまれている方にも幅広くご好評いただいておりました。
今年は同じ豆をこれまで通りのウォッシュド「ブルームーン」だけでなくナチュラルの「レッドムーン」もリリースしました。同じ豆でも精製方法が違うとそれぞれに個性が違ってきます。味わいが変わるとホッとしたい時にはブルームーン、華やかな香りでちょっとした刺激が欲しいときにはレッドムーンなど気分やシーンで飲み分けができるお豆さんです。
まずはスゥ〜っと入ってくる飲みやすいビターコーヒーです。少し冷めると苦みのうしろに隠れてる旨みとほんのりとした甘みが出てきます。ゴクンとした後の鼻腔を抜けていく残り香もステキです。