東南アジアの南部に位置し、赤道にまたがる1万以上の大小の島からなる国「インドネシア」
無数の火山が存在し肥沃な土壌が広がります。火山によってもたらされた豊かで一年中一定の湿度を保てる土壌はコーヒーの栽培に適しています。そして標高1000m以上の高地では昼と夜の寒暖の差が大きく品質の良いコーヒーが育つため栽培も盛んです。
インドネシアで生産されるコーヒーの品種の90%はロブスタ種(カネフォーラ種)で残りがアラビカ種。スマトラ島在来系のアラビカ種が「マンデリン」であり高品質で世界での高評価です。スマトラ島とスラウェシ島では独自の生豆の状態で乾燥させる「スマトラ式」で精製が行われており見た目も風味も独特なものを醸しだしています。
マンデリンは本来スマトラ島で生産されるアラビカ種の通称でしたが、マンデリンの需要が高まるにつれスマトラ島の主要港であるメダンを経由したコーヒーがマンデリンとして取引されるようになってしまいました。その結果、マンデリンが持つユニークなカップを持たない多くのコーヒーがマンデリンとして流通するようになりました。TRENGGILINGはマンデリンの名を冠するに相応しい従来のカッププロファイルを輸出業者及び小規模生産者と作りこみ、マンデリンの価値を再発見することを目的として作られました。TRENGGILINGは絶滅が危惧されているインドネシアのセンザンコウに因んでつけています。
濃厚で豊かなコクと力強い苦み、甘い独特な香りはマンデリンならではです。はまるとヤミツキになります。